表紙 KSKQピア大阪ニュースドリーム18号 2008年2月発行 第13期ピアスクール感想文集 表紙写真 第13期修了生11名とピアスクール校長の愼 英弘(しん・よんほん)さんとの全体写真 写真中のコメント「熱く語り合ったね〜」「みんなに会えてよかったぁ〜」 ------------------------------------------------------------------------------------------- ★内容★ ◎はじめに ◎修了生一覧 ◎第13期ピアスクールカリキュラム ◎受講生ビフォー☆アフター 池田健八(いけだ・かつや)さん・池田道子(いけだ・みちこ)さん・池本佳代(いけもと・かよ)さん・井上幸子(いのうえ・さちこ)さん・植田彩子(うえだ・あやこ)さん・小野文子おの・ふみこ)さん・黒岡勝(くろおか・まさる)さん・本部富雄(ほんぶ・とみお)さん・前田利明(まえだ・としあき)さん・Y・M(ワイ・エム)さん・宮崎憲一(みやざき・けんいち)さん・安井健市(やすい・けんいち)さん・事業補助者 ◎付録「ピア大阪第5回ピア大阪人権講座」のチラシ ※このニュースドリーム18号では、大見出しの先頭には■、小見出しには◎を付けています。 ------------------------------------------------------------------------------------------- ■はじめに  ニュースドリーム18号は、「特集:第13期ピアスクール感想文集」です。  2007年12月14日、第13期ピアスクールが修了しました。 受講生のみなさんから、「24回があっという間だった」「仲間と別れるのがつらい」などと惜しまれながらの修了式となりました…。当日、ピアスクール校長の愼 英弘(しん・よんほん)さん(自立生活支援センター・ピア大阪 運営委員長=ピアスクール校長)から一人ひとりに修了証書が手渡されました。その後、12月21日に第13期修了生主催の「クリスマス会」が盛大に行われました。 毎年のことながら、ピアスクールを受講し続けるなかで、受講生同士が支え合い “エンパワメント(力がつく)” されていく姿に、事務局スタッフもエンパワメントされます。本当に感謝、感謝です。修了しても、ぴあふれんず(修了生の自主的なサークル活動)などで、より深い絆を作ってくださいね! それでは、実際にみなさんがどのようにエンパワメントされたかをご覧ください!! ■受講のひとこま ◎写真1:クリスマス会 修了生2名(女性)がサンタクロースの格好をしてビンゴゲームの司会をしている コメント「クリスマス会!! 最後にみんなで盛り上がったよね〜」 ◎写真2:遊びまくろうの講義で手をにぎりあって楽しそうに車椅子ダンスをしている様子 コメント「車椅子ダンス!! みんなで楽しく踊ったよね〜」 -------------------------------------------------------------------------------------------    ■修了生一覧 名前・性別・障害・所属の順 池田健八(いけだ・かつや) 男 知的障害 障害者労働センター・マツサク 池田道子(いけだ・みちこ)女 精神障害・知的障害 なし 池本佳代(いけもと・かよ) 女 内部障害・視覚障害 日本ライトハウスにて訓練中 井上幸子(いのうえ・さちこ) 女 肢体障害(脳性マヒ) きくすい作業所  植田彩子(うえだ・あやこ) 女 肢体障害(アーノルド・キアリ症候群) CILぱあとなあ 小野 文子(おの・ふみこ) 女 肢体障害(ALS) なし 黒岡勝(くろおか・まさる) 男 肢体障害(脳性マヒ) CILぱあとなあ 本部富生(ほんぶ・とみお) 男 肢体障害(脳性マヒ) 大阪青い芝の会 前田利明(まえだ・としあき) 男 肢体障害(パーキンソン病) サポートセンターわかくさ Y・M(ワイ・エム) 男 精神障害 なし 宮ア憲一(みやざき・けんいち) 男 肢体障害(骨の病気) CILおおさかひがし 安井健市(やすい・けんいち) 男 肢体障害(脳性マヒ) CILいきいき イラスト 車椅子の男性を囲んで男女5人の仲間 コメント(12名の仲間が修了しました。) -------------------------------------------------------------------------------------------  ■第13期ピアスクールカリキュラム 6月29日(金)開校式・障害ってなぁに?平下耕三(ひらした・こうぞう)さん(自立生活夢宙(むちゅう)センター)  7月6日(金)障害者の今、むかし牧口一二(まきぐち・いちじ)さん(ゆめ風基金) 13日(金)自立生活センターを見学しよう!!事務局 20日(金)「シリーズ人権Vol.1」〜情報が足らんがな〜桑村昌和(くわむら・まさかず)さん(大阪盲ろう者友の会 三原ひろみ(みはら・ひろみ)さん(自立生活支援センター・ピア大阪 ピアカウンセラー)吉川昭作(よしかわ・しょうさく)さん(自立生活支援センター・ピア大阪ピアカウンセラー) 27日(金)「シリーズ人権Vol.2」〜こどもも大人も同じ〜向井裕子(むかい・ひろこ)さん (地域生活サポートネット ほうぷ) 8月3日(金)「シリーズ人権Vol.3」〜心病むとき〜森実恵(もり・みえ)さん(自立生活支援センター・ピア大阪 ピアカウンセラー) 10日(金)「シリーズ人権Vol.4」〜私たちが大切にしていること〜梅原義教(うめはら・よしのり)さん・表孝子(おもて・たかこ)さん(クリエイティブハウス パンジー) 24日(金)「シリーズ人権Vol.5」〜ちがいを大切に〜土肥いつき(どい・いつき)さん(セクシャルマイノリティー教職員ネットワーク) 31日(金)「シリーズ人権Vol.6〜みんなが住みやすい社会って?〜松崎有己(まつざき・ゆうき)さん(自立生活センター・ナビ) 9月7日(金)「シリーズ人権Vol.7」〜人の世に熱あれ、人間に光あれ〜谷川栄一(たにがわ・えいいち)さん(日の出障害者会館) 14日(金)遊びまくろう!〜準備編〜山本千尋(やまもと・ちひろ)さん・林佐恵(はやし・さえ)さん(ジェネシスオブエンターテイメント 21日(金)遊びまくろう!〜実行編〜山本千尋(やまもと・ちひろ)さん他(ジェネシスオブエンターテイメント) 28日(金)遊びまくろう!〜報告編〜(→クリスマス会打ち合わせに変更)事務局 10月5日(金)ピアカウンセリングを体験しようVol.1山浦孝臣(やまうら・たかおみ)さん(障害者生活支援センター・いきいき) 12日(金)ピアカウンセリングを体験しようVol.2山浦孝臣(やまうら・たかおみ)さん(障害者生活支援センター・いきいき) 19日(金)「シリーズ自立生活Vol.1」〜ベテランの生活編〜東谷太(ひがしたに・ふとし)さん(自立生活センター・あるる) 26日(金)「シリーズ自立生活Vol.2」〜課外授業編〜自立生活をしている当事者宅訪問(→大雨で秋山知子(あきやま・ともこ)さん講義に変更) 11月2日(金)みんなでクッキングVOL.1(準備) 9日(金)みんなでクッキングVol.2(調理)事務局 16日(金)みんなでクッキングVol.3(報告) 30日(金)「シリーズ自立生活Vol.3」〜恋愛・結婚編〜事務局 12月7日(金)グループワーク(復習&発表)山浦孝臣(やまうら・たかおみ)さん(障害者生活支援センター・いきいき) 14日(金)修了式 愼英弘(しん・よんほん)さん(自立生活支援センター・ピア大阪運営委員長=ピアスクール校長) 21日(金)クリスマス会受講生 ------------------------------------------------------------------------------------------- ■受講生ビフォー☆アフター  ピアスクールへの参加希望者を募る際、応募者には志望動機のレポートを提出してもらっています。参加を希望したきっかけや、受講にあったての想いです。「ピアスクールって一体何をするところ?」「みんなと仲良くなれるかな?」などといった期待や不安が感じられます。  ピアスクール修了後に、半年間のカリキュラムを終えての感想を書いてもらいました。受講前と比較していただくと、皆さんの変化や、今後の意気込みなどを感じ取ってもらえるのではないでしょうか。(五十音順) ◎「ピアスクール受講にあたって」 池田 健八(いけだ・かつや) 写真:池田さんの正面写真  僕は、今回初めてピアスクールに参加します。初めてなのでどんなことをするのかわかりません。これからいろいろな行事があるのでいっぱい経験できればいいなって思っています。初めてピアスクールを経験するのでいろいろ勉強して仕事にも生かせればいいなって思います。金曜日は全部抜けて居なくなりますが一生懸命頑張っていきたいです。さまざまな内容がありますが一生懸命取り組んでいきたいです。来年も参加できれば頑張っていきたいです。第13期なのでこれを生かしてもっと続いてくれたらいろんな経験ができるのでいろいろ勉強していきたいです。忙しい時期に抜けて大変だと思いますがいろいろな経験を生かして頑張りたいです。体験コーナーがありますが楽しくできるようにしていきたいです。今回が初めてなので皆と協力して頑張れればいいです。6月29日から始まりますので頑張っていきたいです。   「ピアスクール卒業」 池田 健八(いけだ・かつや)  6月から毎週金曜日にピアスクールがありました。初めての講習の時はすごく緊張していました。いろいろな講習を受けてすごく自分自身にも勉強になりました。ピアスクールの皆さん達とは上手く話ができるか不安でいっぱいでしたが慣れていくとだんだん話ができるようになりました。半年間はあっというまに過ぎていき最後のクリスマス会でピアスクールの皆さんとお別れになりました。皆さんと会えなくなるのはすごく寂しいです。また何処かで会えたらいいなって思います。 写真:池田さんが舞台を背にホワイトボードを見ながら発表している様子  ◎「ピアスクール受講にあたって」 池田 道子(いけだ・みちこ) 写真:池田さんの正面写真  私の障害者生活は2004年5月24日からはじまった。軽い知的障害がありますと言われた。大学まで出てボランティアで訓練しようと思ったがボランティアされるほうになってしまい、どこに行ってもクビになってしまった。  同年の7月12日に統合失調症を発病して、さらにボランティアができない状態になってしまった。  それまではどこの会社にアルバイトに行っても、「初心者?」と言われ、そこの社長に「経験あります」と言い、暴言を言われたり、言い返したりすることが多かった。今は料理を作っているけれども、人に見せると「作ったことがないの?」と言われるだろう。ボランティアも断られることが多い。だから、この講座を受けることにより、ありのままの自分を出せるようになりたい。  私はピアスクールを通してピアヘルパーとかピアカンとかの障害者しか取れない資格を取っていこうと思う。 「ピアスクールを受講して」 池田 道子(いけだ・みちこ)  障害とはなあに?から始まり、情報障害とか精神障害の話が始まった。部落も差別があるんだということも聞いた。私は、いじめられたことがあるが障害に差別を感じたことはない。4年前にホームヘルパーの仕事をしたことがあるので…これからが人生のはじまりと感じたので…。  私は、精神障害である。講師の森さんの幻聴は、朝起きたときからはじまると聞いて私も同じだと思った。ピレチアとジプレキサとセロクエルという坑うつ剤も飲んでいる。しかし、朝になるとうつからはじまる。私はしんどくて車椅子状態になったことがある。歩くとふらふらになるので歩くことは許してくれなかった。覚えていないが、歩きたいという気持ちが高く、リハビリか何かをしたことを覚えている。大量の睡眠薬を飲んでも寝れなかった。今、考えると動いていなかったから寝れなかったと思う。  精神障害にかかって嫌だと思ったことは、泊まりの介護が出来なくなったことである。一年間してきたのに睡眠薬を飲んでいるから途中で起こされてはやっていけないということで断られた。  精神科医に会うと調子悪そうな顔をしてしまうので、なかなか薬を減らしてくれない。私が言う通りに薬を減らしてくれればいいのにと思う。いつもは調子がいいのに…イライラしても楽しそうな顔を見せる努力をしている。すごく頑張っていても無駄な場合もあるが…120パーセントを目指して頑張ろう。  2004年の4月から自立生活を始めた。父からの暴力が嫌だったので…。当時は知的障害だけだったのでADL(エーディーエル)が低くても福祉関係の仕事をしているので一人で住むことができた。家は、自分の居場所でうれしかった。仕事があまり出来なかったので、いつ実家に帰されるかわらなかったが…。  幼少時からの緘黙症(かんもくしょう)からはじまり、それが治ったかなあと思うと精神障害にかかってしまった。そして、一人でいるのが辛くなってしまい、彼氏を束縛してしまった。彼氏も嫌になり、あまり会ってくれない状態になった。  その後、24時間見てくれるヘルパーステーションを見つけた。私は、孤独にさせないような人生になっているなあと思った。  今はやっと一人暮らしに慣れてきた。それまではヘルパーの家に泊まっていて、睡眠薬を飲んでも寝るまでに4時間くらいかかったときもあった。今は、朝の4時に起きてもパソコンが出来るのでうれしい。睡眠薬を飲んでちゃんと寝ているのに「寝れた?」とは聞かれたくない。自立生活をしてよかったことは色々なボランティアができ、イベントに参加できることだ。講師の秋山さんが好きなテレビが見たいと感じるのと同じように思えた。働いていないから外に出せないと両親から言われて苦痛だ。結局は全部、クビになったけれどもコンビ二とかでアルバイトをしていた。  どんどん座れない状態になっていき、寝転ぶことも出来なくなった。不安も孤独感もなくなっていっているのに…。ピアスクール中、立って聞けたので幸せだった。なぜ、バスのときも立たしてくれないんかなと思う。その運動も今後、していきたい。車椅子の人と同じように個性と思えばいいのに…。しかし、レボトミンを飲むと普通に座れるようになる。いつも飲んでいると効かなくなるので、本当に座らないといけないときに飲んでいる。  私の興味があるピアカンを学んだ。最初は参加できたが、2回目は秋田の全国障害者スポーツ大会の応援に行っていたので出席出来なかった。しかし、かけがえのない「すぎっち」のタオルを手に入れてよかった。  車椅子ダンスは、大学4回生の時にあると教えてくれた。見学に行く前にその友人と絶交になってしまったので、体験せずに終わった。車椅子ダンスを体験できる日が来た。長居まで行ったが体調が悪くて参加できなかった。  私は食べることが好きだ。食品の名を一生懸命、覚えるのに必死だった。ピア大阪の近くのスーパーへ行った。本番の買出しは、私の家の近くだった。すき焼き風丼なので、ご飯が嫌いなのですき焼きだけを食べるようにした。味噌汁が沢山残っていたが私は出来るだけ食べた。  ピアスクールでは友達ができると思っていたが、なかなか出来なかった。これからが、はじまり…。「ぴあふれんず」に参加してコミュニケーションを楽しもうと思う。  楽しみにしていたピアスクールのクリスマス会、準備から参加し、忘れていた出来事を思い出していった。代表の宮アさんから指示を受けた時はすごくうれしかった。 写真:池田さんとグループワークで同じ班の人達が模造紙に書く準備をしている様子 ◎「ピアスクールへの参加」 池本 佳代(いけもと・かよ) 写真:池本さんの正面写真  私は、小学一年生の時から目が悪かったので眼鏡をかけていました。三歳の時には、母親の腎臓をもらって移植しました。夜は、全然見えないのでもありません。春と夏は、明るいので夜7時までは見えますが、秋や冬は、すぐ暗くなるので見えません。階段も上る時は、手すりを使わなくてもすぐ上がれますが、下りる時は、手すりを使って一段でも段差を踏みはずさないように下ります。私は、二回階段から落ちたことがあります。一回目は、小学校二年生の時で、自分の部屋から下りる時に上から落ちて夜に祖父の車で開いている病院に行って診てもらいました。二回目は、高校三年生の時で、自分の部屋で学校へ行く準備をして荷物を持って一段下りていたら落ち、顔からは血が出たり、もちろん小学二年生の時と同じように足をひねったり、左腕をけがしていました。母の車で病院へ行き医者に診てもらうと、左腕を包帯で巻いてもらってしばらく安静にしていました。今は、そうならないように大阪の放出のライトハウスという生活訓練でがんばって勉強しています。歩く時は、白杖というつえを使います。夜もこのつえを使って歩くと安心して歩けます。慣れてくると知っている道なので夜、歩く時も大丈夫です。  私がこのピアスクールを受けたいと思ったのは、自分で体験して知識を身に付けて人とのコミュニケーションをしたいと思ったからです。今、働かない人が増えています。お金だけを目あてに働いたり、先に楽な方向に行ったりする人もいます。でも、それは、怖いと思うだけです。自分の好きなことを見つけてそれがだめならまたやり直すこともできます。全ていいことができるのではありません。もっと今のうちに体験をして先に苦しいことをした時に楽しいことが待っています。 「ピアスクールを終えて」 池本 佳代(いけもと・かよ)  私は、初めてピアスクールに参加していた時は、緊張していてちゃんと自分の意見や思っていることを言うことが不安だった。  私が一番面白かったことは、ピアカウンセリングの講義と調理実習の二つで、ピアカンは初めは緊張していたけど、慣れてくるとだんだん自分の好きなことを言えるようになっていった。調理実習は、道に迷ったけどなんとか参加できて美味しい物を作れた。最後の方では、地下鉄が事故になって知らないルートで帰ったのもいい思い出である。後は、クリスマス会だけど、皆と一緒にできるのがこれで最後なのでがんばろうと思う。  このピアスクールで学んだことをこれからの人生に生かしていきたいし、これからも自分の意見を言っていろんなことに挑戦したい。そして、自分の好きなことを貫くことも大事であることも知った学習だった。 写真:池本さんがマイクを持って舞台を背にホワイトボードを見ながら発表している様子  ◎「ピアスクールを受講するにあたって」 井上 幸子(いのうえ・さちこ) 写真:井上さんの正面写真  一般的に言うと親は子供より先に天国へ行ってしまいます。これは、日本中、世界中、健常者、障害者すべて同じで自然な流れです。と、いきなりしんみりさせる話題ですが、このことに気付いた時から私自身、安心して暮らしていきたいと思い、「早めに自立して準備しておきたい」と何年か前に両親に言ったところ、「ウチはまだまだ大丈夫や!せっかく今元気やのに、かえって病気になるわ!」と、ほとんど脅しに近い口調で母親に言われ何もできず今に至っています。  そんな強気だったはずの母親も、高齢のため足腰が痛むようになり、私に何かできることはないかと考え、まずは、デイサービスをと決め、3ヶ月前から利用し始めました。最初のうちは色々不安もありましたが他の利用者さん達やスタッフの皆さんに暖かく接して頂き、慣れるのにそう時間はかかりませんでした。大勢居る利用者さんの障害も、それぞれ暮らしている環境も違い、教えてもらうことが沢山あり、養護学校の高等部を卒業後、作業所しか知らなかった私にとって新たな刺激を受け世界が広がりました。 そんな矢先、作業所の人にピアスクールの受講案内をもらいました。以前からピアカウンセラーに興味がありましたが、何一つ自慢できる物が無い私に相応しくないし、新しいことを始めるのが苦手という、またまた根性無しな性格が邪魔をし、情報や資料も集めることさえしないまま、数年間をやり過ごしてきました。けれど色んな人と出会い、私自身少しずつ変わっていきたいと感じている今、このチャンスを逃したくないと思いピアスクールの受講を決めました。そして何より、いつも心の中にある、これから先、自立し今の地域で当たり前に暮らしていきたいという思いを現実にする第一歩にしたいです。 ですから今回のこの決断の大半の理由は自分のためだと思います。ピアスクールで先輩方の貴重な体験話を吸収し、ゆっくりでも強くなり、両親にも安心してもらえるように、成長していきたいです。そして時間はかかると思いますが日常の生活の中で、もしも仲間が悩んでいる時には、共に考え、共に良い方向をみつけていける私になりたいと思います。 「ピアスクールを受講して」 井上 幸子(いのうえ・さちこ)  元気にピアスクールに通えますように…。ピアスクールに通い始め、一日も欠席したくない思いからの今年の七夕の願いごとでした。  ジリジリ焦す程の太陽の陽射しの真夏の時も、鼻まり気味な冬の始まりもそんなに苦痛ではありませんでした。それは毎週の講習が楽しみだったし、回を重ねる度に仲良くなっていく仲間達に会えるのが嬉しかったからです。  半年間の全ての講習は私にとって新たな発見ばかりでした。それは昔の障害者の人達の強い信念で今があるということを知らなかった情けなさであったり、様々な障害や環境での差別を知っての怒りや悲しみ、実際に自立をしている講師の人の話を聞き、今の自分との違いに衝撃を受け、それでも私も自立したいという気持ちが強まったことなど、色々な思いがありました。  嬉しい発見もありました。それは車椅子ダンスの講習でした。私が班リーダーになり、仲間と協力し、慌しくもありましたが、全行程を終えることができました。普段は皆の後をついて行くタイプの私ですが、ツタヤまでの行き方を駅員さんに聞いたり、ダンスのテーマや振り付けを一生懸命知恵を絞って発言することができました。私もこんなふうになれるんだと気付いて驚きました。ダンスを踊り終えた時の達成感と、班の仲間の「井上さんから元気をもらった」という嬉しい言葉を私はずっと忘れないと思います。  また、恋愛と結婚の講習では、一人よりも大切な人と支え合っての生活も良いということを女性として改めて確信できました。  そしてピアスクール最終日のクリスマス会も無事終わり、七夕の願いごとは叶えられました。それは応援してくれる周りの人達や、長期間、どんな時もいつも変わらず接してくれたヘルパーさんの存在があったからだと思っています。  何か始めたくても動きだせなかった長い年月をこのピアスクールで取り戻せたような気がします。これからは自分の思いをまずハッキリ言葉にし、進みたい道を切り開けるように、遅れて辿り着いたスタートラインですが頑張っていきます。  最後になりましたが、三井さん、西留さんをはじめピア大阪の皆さんには大変お世話になりました。本当にありがとうございました。 写真:井上さんとペアーを組んだ植田さんが手をつなぎ車椅子ダンスを楽しそうにしている様子   ◎「ピアスクール受講にあたって」 植田 彩子(うえだ・あやこ) 写真:植田さんの正面写真  私はピアスクールを受けてみんなとコミュニケーションをとりながら勉強したいです。  お話を聞いて自立生活はどんな生活なのか、自立生活センターはどんな作りになってるか、障害者の一日はどんな感じなのか、ピアカウンセリングはどんなのか勉強してみたいです。 「ピアスクール感想文」 植田 彩子(うえだ・あやこ)  私は13期ピアスクールに入れてよかったです。最初は友達ができるか不安でした。でも、1日目から友達ができてよかったです。何回も会ってるうちに全員友達ができました。不安はなくなりホッとしています。  いろんな講師の方々に出会えてうれしかったし、いろいろ勉強になりました。一番楽しかったのは「遊びまくろう!(準備編〜報告編」と「みんなでクッキング(準備編〜報告編」と「クリスマス会」です。  「遊びまくろう!」では車イスダンスを習いました。「えー?」と思いました。ダンスって何だろうと思いました。テレビでは1回だけ見たことはありました。難しいんだろうなと思いました。でも「かんたんだよ」と教える人が言ってくれました。やってみて楽しかったし、うれしかったです。また、見に行く機会があれば、見に行きたいです。  「みんなでクッキング」では、3班に分かれてリーダーを決めました。「リーダーやったら?」って班の人に言われ、私は「イヤ」って言ったんですが、なってしまいました。不安でした。でも、班の人に助けてもらいながら作りました。ピラフとごぼうサラダとスープとさつまいもとリンゴの甘煮を作りました。3班の中で一番上手にできました。楽しかったです。リーダーになってよかったと思いました。  「クリスマス会」では、私は飾りつけ担当でした。もう一人が休みだったんで、みんなに助けてもらいながら準備しました。ちょっと不安と戸惑いもありました。クリスマス会は楽しかったです。ビンゴも楽しく、料理もおいしかったです。  みんなと別れるのはいやですけど、また、会いたいです。  ピア大阪にも遊びに行きたいです。その時はよろしくお願いします。 写真:マイクを持って舞台を背にホワイトボードを見ながら発表している様子  ◎「ピアスクール受講にあたって」 小野 文子(おの・ふみこ) 写真:小野さんの正面写真  こんにちは。小野文子(おの・ふみこ)です。  6年前に発病しアレヨアレヨという間に車椅子に乗り、手も動き難くなり、その上言葉も不明瞭になり、今まで‘自分が自分が’って肩に力を入れて走って来た私に、ようやく男ばかり4人の子育てもそろそろ終わりが近づき「これからだァ!」って思い自信満々だっただけに、突然急ブレーキを掛けられたみたいに気持ちだけが前のめりになり、アンバランスで仕方ない状態に陥っていました。その時は自分のことで一杯(今も変わらないけど)で、その上病気が<ALS(エーエルエス)>だなんて知らなくって〜3年前に<ALS(エーエルエス)>と診断されました。フゥーンそんなのがあるんやァ〜って思いましたが、病を得てでも戸惑いながら、今がこれからの生き方を考えていた私にとって今がチャンスや!って思うことにしました。そんな気持ちにさせてくれたのはもちろん周りの人々ですが“夢飛行”との出会いは大きかった。自分の時、友人の勧めで<ピアカン>に相談をうけるためにピア大阪に来た時、この講座があることを知りました。  家で週2回のお風呂は時間が足りないのでデイサービスとして利用し始めたが、去年の法改正でデイサービスが廃止になり、今年4月から契約を通所と改めました。ここで目にすることは、今迄私の持っていた障害者のイメージを拭ってくれ、新たな自分発見を楽しんでいます。  この講座を受けたからといって、他の人と同じ様にできないのは明白ですが、それでも私は耳も聞こえる、目も見えるし、パソコンなら小型のキーを駆使?して動かせるし、相手が聞く気さえあれば文字盤の字を示すこともできます。“意思伝達”ができ難く、私が味わっているような思いをしている人と情報のやり取りや悩みを分かち合えたらいいなァと思っています。   「講座を終えて」 小野 文子(おの・ふみこ)  今まで家族の何気ない一言、周りの視線に異常に反応していたけど、講座を受けることによって「それって自分自身が思っている鏡なんだ」っていうことに気付きました。そして、今後もどんどん症状が進んで、どんな自分になるか不安やけどもそんな自分を素直に認めて「生きているだけで文子(ふみこ)はすごい」って思えるようになりました。  私が一番印象に残ったのは第一回の「障害者とエンパワメント」という講座の「自分を好きになるための6か条」で、どれも大切なことだと思いました。その中でも第1条の『障害のある自分を嫌いになるのではなく、障害のある自分を愛さなあかん』という言葉にココロ打たれました。  病気になってから今まで出来てきたことが出来ない自分、何をするにも誰かの手を借りないといけない自分がもどかしくもあり情けなくもあり、いっそ居なくなればいいと思った時もありました。でもそんな否定することしか出来なかった自分にとってこの言葉は、自分を好きになっても良いんやって言われたような気がしました。  これから何度も後戻りをして落ち込んだりすると思いますが、そんな時はこの言葉をりにしたいと思います。  主治医や訪問看護士さんに度々胃ろう」を勧められておりましたが「何で?まだ食べられるのに」という思いに捉われていました。でも、皆さんにパワーを貰い今は「体力のある内に」と決心できました。次の受診の時主治医に言ってみようと思っています。 写真:クリスマス会でビンゴゲームの司会を小野さんがサンタの衣装でして横にはヘルパーがいる様子 ◎「自立へのチャレンジ」 黒岡 勝(くろおか・まさる) 写真:黒岡さんの正面写真  今回、第13期ピアスクール「自立へのチャレンジ」という受講生募集のお話を頂き、初めて応募をさせてもらいました。  私は今の作業所に入所したのは、今から1年ちょっと前ですが現在、大きな目標・チャレンジがあります。  その目標は一体何かと言うと、一人で住む、つまり「自立生活」です。  皆さんから見ると二十歳で「まだ、自立生活をしていないの」って思われるかもしれませんが一年前では、自立さえも考えてもいないところでした。  でも、現在の作業所に来て自分の周りが自立に熱く、「どんなに重度の障害があっても施設・グループホームとかじゃなく地域で当たり前に生きる社会を目指していく」先輩方が多く、自分自身がもっと強くならなくてはと想い応募をさせてもらいました。  時には、他の当事者の方からのあつい熱意に負けることもあるかもわかりませんが、自分自身の障害をちゃんと受け止め、障害当事者から生の実体験などの本音を聴き、ぶつかっていき、学んでいきたいです。(自立に向けて健常者との向き合い方を学んでいきたいと思います。) 「ピアスクールを受け終わっての感想」 黒岡 勝(くろおか・まさる)  昨年6月から12月までの約半年間、東住吉区にある自立生活支援センター・ピア大阪で行われた講座は、全24回ありました。初めはピアスクールのカリキュラムを見て、「こんなにあるのか」と少し唖然となりました。でも、今回のピアスクールのテーマを見て、「自立へのチャレンジ」という興味深い内容で、今、私は『自立生活』を目標として活動を始めたので、「一人の人間として自分の人生を笑顔で生きていきたい!」、そんな夢を実現させたいと思い、何かピアスクールで勇気を貰えるかな〜と思い、ピアスクールを受講しました。初めは、半年って長いかな〜って思っていたんですが、毎週金曜日が早くて、今日はどんな話かなぁと思いながら通学していました。  ピアスクールは、なんか学校みたいで、ピア=(イコール)「仲間」で、共に開校式で知り合って共に学んでいく、そんな中、最初に受けた講座では、僕達の大先輩方が施設に閉じ込められている仲間を助けようとして、車椅子から降りて道を一生懸命に膝で歩き、ビラを配っている姿を見て、「僕達が生まれてくる前から障害者運動があったんやな」と思って見ていました。普段、何気なく使っているエレベーターやスロープでも、僕達の大輩方が活動をしてくれていたおかげで、障害者運動が今でも続けていけるんだなって感動しました。  今回、ピアスクールでは講師の方々にも様々なことを教わりましたが、その他にも共に受講をしている仲間も自立をしていて、仲間の経験談とか、ヘルパーの使い方を学び、時には、ちょっと厳しい発言もありましたが、でも、その発言があって良かったなぁ〜って感じます。  その次では、障害当事者と健常者とが共にお互いの趣味を見つけ、一緒に車椅子ダンスをしていました。車椅子ダンス体験では、自分達で音楽を選びに行き、その選んだ曲でオリジナルの振り付けを考えて踊りました。その車椅子ダンスを通じて、互いにわかり合った時に初めて成功し、楽しい気持ちが生まれてくるんだなぁ〜って学びました。  そして、「みんなでクッキング」では、グループに分かれて自分達で作りたい料理を決め、買い出しに行き、相談しながら作りました。牛丼は上手く作れたとは思いますが、その反面、料理をあまりしないので、料理の手順もわからなくて、ヘルパーと一対一での料理は初めてで、ヘルパーへの指示の出し方がとても難しかったですが、ピアスクールを通じてわかったのでとっても良かったです。これから一人暮らしに向けて一つでもメニューを覚えていきたいと思いました。  特にピアスクールで印象に残っているのは、山浦さんの「ピアカウンセリングを体験しよう」で、相手の話を聴き終わるまで周りの受講生は口を挟まないで聴く態勢をとるという講座でした。相手の話を聴き、頷いたり、「そうやったん」って相手の話を共に考え、一切自分の考えは言わない。そんな講座でしたのですごく自分自身に勇気を貰えたし、一人一人の話が聴ける講座でしたので、僕自身、真剣に話を皆に聴いて貰えて嬉しかったし、また、皆の話を聴けて良かったです。  講座では最後になりますが、事務局の西留さんと三井さんの障害者の結婚の話は自分において考えさせられました。  最後になりますが、様々な経験、知識、支え合いながら仲間を作れて本当に良かったです。この半年間は、僕にとって大きい経験になったと思います。事務局の皆さん、講師の皆さん、本当にありがとうございました。  皆で企画をした「第13期ピアスクール・クリスマス会」も楽(たの)しくできたので、本当に良かったです。 写真:黒岡さんがマイクを持って舞台を背にホワイトボードを見ながら発表し横には池田さん(男)が居てる様子  ◎「何でピアスクール受講を考えたか」 本部 富生(ほんぶ・とみお) 写真:本部さんの正面写真  私はもう56才のCP。今、運動を全部やめて、ぷ〜たろう生活10年目。一年前からリハビリに大阪に来るようになり、ピア大阪に寄るようになった。そこで会う障害者の顔みたらあんまり苦労ないかな〜と思う・・・何でも支援センターがやってくれる。介護者の派遣も、お金のことも親からもらって・・・こんな環境でくらしている障害者が自立したら、どうなるかな〜お金の管理や、毎日のこん立て、どうするかな・・・と思ったら、私が自立した頃を考えてしまう。  昔の自立は、運動のための自立、遊ぶことを考えたら、怒られてしまう。毎日、朝から晩まで会議ばっかり。アパートも文化住宅、うす暗い部屋、テレビ一台、ラジカセ一台(テープ)、冷蔵庫は粗大ゴミから拾ってきたもの、同じ服ばっかり着て、お金の半分は食事代と酒代、昔は介護者からは食事代を取ってない。「本部さん、ごはんつくろか?」と聞いてきたら、「あっお腹すいてきたな」と感じとって、「何か作ってくれ」と言って二人で食べた。食事が終って部屋のことしたりして、帰って行く。冷蔵庫のビールは、勝手に飲んでもかまへん。1ヶ月5万〜6万食事代に消える。その頃の私はお金も貯金もない。毎晩11時頃まで会議あって、晩ごはんも食べずお酒だけ飲んで寝る・・・。介護者おらんかったら、学校行って、ボ〜ッと待って、介護者の授業終わるのを待って、会議の場所に送ってもらう。昼ごはんは、コーラ一本の時もある。  こんな生活を思うと、今の障害者、何のために自立するのか、わからへん。自立したら、自分の思うままの生活ができると思っている。私の頃の自立があって、今の支援センターがある。今の障害者は国のペースに振りまわされて、お先まっ暗。未来がない。私は、昼ごはんも、なるべく家で食べ、安いウイスキー買って新しい介護者と前からの介護者と三人徹夜で、障害者の自立の意味を語った。今の介護者は仕事がある意味ではこなせる、資格というものがあるヘルパーを派遣してくれる。障害者を見るのも、車イスを見るのも初めての学生にいちから教えてやってもらうのとは違う。  どちらの方が自立ということの意味を、はっきり理解できるだろうか・・・などと考えるが、いろいろ考えるだけより、今の障害者の人と半年間行動を共にした方が、何か見えることも、わかることもあるかな〜と思い、今回参加したいと考えた。(2007年5月21日) 「何でピアスクールを受けたか」 本部 富生(ほんぶ・とみお)  私は29年間自立生活を続けてきたが、自分の生活ばかりを考えていたら、全然まわりの状況がわからなくて、自分自身の立場もわからなくなってきたので、半年間受講したが、この中で見えること、腹立つこと、自分自身を振り返ること、いろいろな感情や体験があった。  講義で、車イスダンスグループの話の中に、民間企業で働いている女性が、部下との関係を持とうと思ったら、コミュニケーションが大切、これがなかったら言っても聞いてくれへんと話されていたことが、しっかり僕の頭の中に入っている。どうして、こんなことを言うかというと、その後の講座を聞く中で、全然一人一人の障害や状態がわかっていない講師にも出会ったから…。私は脳性マヒ。後ろから大きい声なんて出されたらびっくりしてしまう。一分間で話をして、なんて言われても無理…。ジャンケンと言われても、指も動かんようになって、パーなんてできひん…。「パーを出してくる人は友達関係をつくろうとしている人」と言われても…。1対1の講座でないのだから、全員の状態をわかってそんなことを始めたのか?と疑問を持った。  私は20年前からピアカン(東京のピアカン)と交流があり、そのピアカンは、一人一人にそれぞれの対応のやり方を持つことが大切と話していた。2回受け、本当にびっくりしている。  一番難しいのは、ヘルパーと料理をつくること。私は毎日料理を作るのに苦労する。その日に来るヘルパーの顔を見て、メニューを考える。ヘルパーにフランス料理を作れと言っても無理。29年間苦労して、料理のことを覚えたが、いまだにヘルパーを使うことが難しい。若い障害者にヘルパーをうまく使えと言っても無理。知的障害者に一人で作るように言っても、もっと難しい。がんばれ、がんばれと言っても、あんまり効果ない。今回私は、良い体験をしたけれども、障害者とは何かなと考えさせられた。  私は小さい頃から、親からがんばれ、がんばれとは言われへんかった。まわりの力を使ってすれば、服も5分、ごはんも自分一人で食べようとすれば1時間かかるが、まわりの力を借りれば食事介助は3分で終わる。あとの時間は、これから自分がどうやって生きるか考え!! と言われた。1時間使って服を交換しても怒られた。反対に誰もおらへんかったら一人でやれと親から言われた。  今回のピアスクールを受けて、私は自分のお母さんの言ったことは間違ってないなっと思った。みんな、め一杯がんばっている障害者ばっかり。そして、みんなに一番私が望むことは、もっと“冒険してほしい”と言うこと。私は、この半年で大きい冒険をする覚悟をした。大阪青い芝の会の副会長に立候補して、そうなった。ほんまの障害者の自立の意味を発信しようと思う。  半年間一緒だったメンバー、ありがとう。本当におもしろくて、楽しかった。 写真:講義中に本部さんが質問し三井君がマイクを向けている様子 ◎「受講するにあたって」 前田 利明(まえだ・としあき) 写真:前田さんの正面写真  私は、男・五四才・離婚暦一回・体幹機能障害。病名は、パーキンソン病。独り暮らしで気ままに見えますが大変です。これから先のことも不安です。病気に人生を狂わせられて、もう十年が経ちます。症状は、薬の効き目がある時も、はじめ健常者と同じに動いていたが、最近、歩行困難になってきて、頭部は昼頃くらいから圧迫を感じ、考えにくい(特に物事の組み立て)、それに加え不随意運動が起こります。薬の効いている時間はだんだん短くなってきている。医者に、「一日三錠までで止めていて欲しい」と言われているが、五錠飲んでいる。一錠で四〜六時間効いていましたが、今は、三十分〜二時間三十分。全く薬の効き目がない時は、大変です。顔が鉄仮面のようになり目はうつろ、全身が硬直し、力が出なくなり動きが超スローになる。効き目が切れる時は、スイッチをオフにするように切れます。外出先でおこると、周りの人たちが変な目で避けていきます。病気から逃げていたのでした。進行し続けている。今思うと、私が病気に負けていたのです。必ず勝ちます。いろんな方法・結果があります、ピアスクールで、ヒントを何か見つけ出す。  次に、人と人の付き合いが苦手です。その上にパーキンソン病の症状で声は小さくなり、反応が遅く思考力も弱い。でも勇気を出しピアスクールで挑戦します。  最後に、私にもっとも欠けていることば、「一期一会」。この時を、この人を大切にする意味で、今までは、いつの間にか自分本位で見返りを求めたりしていました。人を大切にするとは、もう一度考えてみたい。ピアスクールで何かを掴めそうだ。  全部片隅において、まずは楽しく・楽しく・愉快に受講しましょう。皆さん遊んで・飲んで・食べて・真面目な話や…。  まだ障害者になり立ての新米ですけど、講師の先生・先輩方いろいろ御指導よろしくお願いします。 「ピアスクールを受講して」 前田 利明(まえだ・としあき)  平成19年6月29日に始まり、12月21日のクリスマス会で終わりました。24回の講習は、楽しみ・泣き・笑い・考え…、あっという間でした。受講していくと、つい最近まで、社会が粗悪な扱いをしてきたことに、憤りをおぼえ、ショックでした。1970年、横浜での障害児殺し事件は殺した親に同情が集まり減刑嘆願が始まった。それに対して、「障害者は殺されてもいいのか」と闘った。はじめはピンとこなかったが、少しずつ障害者の人権を無視していることに気がつき始めました。  社会の偏見などを経験して、講師の先生・受講生の生きざまを見るにつれ、優しさ・素直さ・勇気など、元気で強いパワーを持っている。特に人を思いやる心も持っていました。必ずみんなに声をかける人・相手の作業を補佐している人・大きい声で場を明るくする人…。  「シリーズ自立生活」の「恋愛・結婚編」で、奥さんを愛して、その愛を大切にしていることが、バツイチの私としては、ビシビシとこたえました。人を思いやるには、一歩目として、嫌な人・苦手な人を作らない。  自分を好きになる6ヶ条を私に当てはめました。 1、 自分を好きになること。=パーキンソン病の症状で暗い顔になるとか、思考力低下によって思いやることができない。言い訳である。今の自分の少ないパワーの中からでも思いやる心を持つことができれば、自分をもっと好きになる。 2、 自分のことは自分自身で考えろ。=先を見据えていろんな人に参考意見を聞き決断する。あと、くよくよ悩が、悩まない。 3、 好きなことを見つける。=見つけるのだが、いったんのめり込むのだが、飽きてしまう。今、書にはまっている。 4、 周囲を動かす。=あせらずゆっくりパワーを蓄積していく。 5、 素直に感謝する。=相手に感謝すれば、相手も自分に対して思いやりを必ず持ってくれる。 6、 夢を持つ。=今、模索中(障害者に関係した行動を起こしたい)  今まで私は、障害者が強力なパワーを持っていることをほとんど知らなかった。健常者は知らないのか、知ろうとしないのか? 私達が立ちあがらないとだめだ!  修了式の茶話会の時の感激、感動を忘れません。進んでいく症状に対して不安でしたが、勇気が出てきました。パワーを外まで発散させます。  講師の先生・ピア大阪のスタッフ・受講生の皆さん、いっぱい頂きありがとうございました。また、これからもよろしく。  また、出会うことを楽しみにしています。 写真:講義中に前田さんが質問し事業補助者(女性)がマイクを向けているている様子 ◎「ピアスクール受講にあたって」 Y・M(ワイ・エム)  精神科病院を退院して二週間余りですが、まず退屈な毎日に何か主体性をもってできることを考えていました。  現在、生活保護受給が決まり、そのお世話になった役所のケースワーカーの方からピア大阪さんのピアスクールを受講してみてはとすすめられました。それが直接の動機です。  その日にピア大阪に出向いて決めました。募集要項の一文に「一人の人間として自分の人生を笑顔で生きて行きたい!!」の文に目がとまり、回りに流されず自分の生活を自分で考え、主体的に生きられたらと考えていたこのごろでしたので、何か感じるものがありました。いつもマイナス思考で、一人で孤立する私ですが、目にみえない障害を同じ当事者の方や、先輩障害者の方で仲間ができることに期待して自分の自立のきっかけになればと思いました。  十七の時、まわりのだれかから見られている感じ、監視されている感じがひどかった。発病(から入退院であった自分のいままでの一生にピリオドをうって、過去は過去、これからすこしずつ人間として進歩し、生きがいのある人生で堂々と生きていきたいと真剣に考えています。  が、今の日本の精神医療では生きがい感を通・退院者に与えきれないところがあります。今の現実では、自助の力で自分の人生を切り開いていかないと障害と社会に捨てられてしまうという現状があります。  私は地方の出身者ですが、大阪の障害者に対する配慮は先進的だと思いました。そして、はじめてお世話になるピアスクールで肌で感じられたらと思い申し込みました。これから先、いつまで大阪に居住するかわかりませんが、与えられるサービスを感謝をもって利用させていただき、他の障害者の方とも共生でき、自立できるように一歩一歩すこしずつ自信をつけ堂々と生きてゆきたいです。そのための一歩としてピアスクールを活用したいと思います。 ◎「ピアスクール受講のレポート」 宮ア 憲一(みやざき・けんいち) 写真:宮崎さんの正面写真  今回、このピアスクールを受けたいと思いましたのは、まず私自身、現在は障害者手帳1種1級なのですが今まで自立生活支援センターなどの存在をまったく知りませんでした。  私は幼い頃から何度も入退院を繰り返し、手術も何度も受けてきましたが病状は治らず進行していく一方です。(現在もですけど)その当時、両親もどのような制度、支援があるのか知らなくて制度などに関して調べる方法もわからなく…一方、病院側も一切、制度の話も何も出てこずに「難病だから」「何回も手術が必要です」としか言われずに病院側の意見のみを、うのみにし言われるままの状態でした。装具・松葉杖・車椅子・入院代・手術代など莫大な金額が掛かりました。小学校1年生の後半から中学校1年生まで、ほとんど入院生活で学校に行っておらず家での生活もほとんどありませんでした。何度か家の方に帰宅し、家族と一緒に暮らす時も「お前は金が掛かる人間やなぁ」などと言われ当時は「恐怖感」や「絶望感」などで一杯でした。「死にたい」と思う気持ちにもなりました。入院生活を繰り返し長かったため、同じ環境・同じ立場・色々な病状の友達(ともだち)ができていたので、お互い励まし合い頑張って乗り越えて生きていこうと支えあい勇気づけてきたことが何よりの生きていく力となりました。  18歳の時に、実家にいると迷惑がかかると思い一人暮らしを始めました。その当時もまだ制度等のことなど何一つ知らず体の痛みも耐えながら仕事をしていました。仕事先に体のことを言うと辞めさせられるのじゃないかと思い、不安な気持ちのまま無理を続けていました。20歳の時に交通事故にあい障害が重くなり以前から持っていた進行性の病気で絶望感がより一層ましました。事故で半年間、病室で寝たきりの生活でした。その時も病院の先生に「今まで本当に歩けていたのですか? 立てていたのですか?」と色々とレントゲン等の資料だけの判断で当事者である私自身の意見も尊重されずに周囲に聞かれるだけですごく悔しい思いをしました。その後、事故の裁判で必要な資料など集めているうちに障害者手帳や色々な制度、支援のことを知りました。今まで「もっと早く知っていれば」と後悔もありましたが…逆にこれから先(の人生に希望や夢も見えてきたことが何より嬉しかったです。今は障害者手帳や障害年金など取得し、治療代なども制度や支援によって大変助かっております。  以前は制度などに関して知らない時は辛い思いをしてきました。(まだまだ知らないこともたくさんありますが‥) 現在も支援や制度などに関してわからない障害を抱えた人達がたくさんいると思い、以前の自分自身のように孤独感や辛い思いをしてほしくない!!自分自身が出来ることで少しでも気持ちが楽になって頂けたり、力になれればと思っていました。自分自身も勉強をしていきたいと思い、現在は「自立センター・おおさかひがし」で相談員として勉強しながら働いています。ここでも色々な環境や障害の方に出会い、色々な話を聞くことで自分自身も殻を破って片意地を張らなくなっていき孤独感から安心感に変わっていき笑顔が増えていきました。これからも、たくさんの人達と出会い自分自身も含め、たくさんの笑顔が見たいと思いピアスクールで受講させて頂きたいと思っております。よろしくお願い致します。   「ピアスクール感想文」 宮ア 憲一(みやざき・けんいち)  開校式、すごく緊張しこれからの半年間を考えると期待より不安の方が多かった気がします。CIL見学、私は自立生活夢宙センターを見学さしてもらいました。雨が降っており駅出口にて集合場所でしたが、名前と顔が一致しなくて…なかなか声を掛けれませんでした。CILの皆さんが、優しく出迎えてくれたことでホッと落ち着きました。  シリーズ人権で、様々な障害の種類があることを学びました。障害によって差別や抑圧を受けたり…また、自分らしく生きていくために勝ち取った喜びなども学びました。特に講師の方々の経験談なので、心に染み渡りました。  長居障害者スポーツセンターにての「車イスダンス」、講師の方に手本を見せてもらった時に「こんなんできるかなぁ〜」「はずかし〜いわ」と思いましたが、選曲し、CDを借りに行く道中で「この仲間ならできる」と確信にかわりました。いざ発表の時、少し恥ずかしさはありましたが楽しくできたことが何よりでした。あと、ペアを組ましてもらった西留(にしとめ)さんとの愛も確かめられましたし・・・。  ピアカンの講座ではプライバシーやルールなど学んだり、夢を語ったりなど…初めは、恥ずかしさがありましたが、段々と大きな声で胸を張って言えるようになりました。自分自身、素直になれた気がしました。(照(テレ))  そして研修情報センターにて「クッキング」、一番苦手のプログラムでした。料理をしない自分自身にとって、レシピなど…「チンプンカンプン」でした。しかし、皆の支えで頑張っていくことができました。 買出しもセール中のスーパーでしたので、悪戦苦闘で大変でしたが良い思い出の一つになりました。お互い一致団結になり、美味しい料理ができました。(ほとんど、応援していただけのような…)  シリーズ自立生活では、管理や責任の重たさなど…。でも、それ以上の充実感や幸せの意味を知ることができました。大雨のため、自立している方々の訪問ができなかったことが残念でしたが、三井(みつい)さんや西留(にしとめ)さんの「恋愛・結婚」赤裸々告白が聞けたことが何よりの収穫?でした。  クリスマス会も、慌ただしく困難もありましたが一致団結で乗り越えることができました。一つのことを、仲間で共に築く喜びと大切さ、達成感を味わえたことが何よりでした。  このピアスクールで学んだことは、大きくて、これからの人生に対してすごくパワーをもらいました。「仲間」の本当の意味も知ることができました。半年間、アッとゆう間に過ぎてしまいましたが、優しく、暖かく見守って下さって本当にありがとうございました。また、これからも宜しくお願い致します。  最後に、皆に出会えたことを嬉しく感謝し、これからも仲間でいてね。 写真:宮崎さんが13期生の代表として修了式の答辞を話されいる様子 ◎「ピアスクールを受講するにあたって」 安井 健市(やすい・けんいち) 写真:安井さんの正面写真  僕が何故ピアスクールを受講したいと希望したかと言うと、人間的な幅といいますか人間的にもっと成長したいと考えたからです。  私は、小、中、高校と養護学校に通っていました。一応、勉強の方は普通の中学や高校に通っている人達と同じ位の授業は受けていましたが、レベルは、かなり低いものでした。付け加えて言うと、普通なら経験する「高校受験」も経験できませんでした。形だけの受験は、もちろんありましたが・・・。そんな感じだったので「閉鎖的空間」にいたためか世間知らずだった。唯一、救いと言えば1才違いの兄がいて一般の高校生を感じれたことだ。  高校を卒業した後、僕は19才〜23才の春までの4年間、奈良県の田原本にある自立訓練センターという所に入所していました。入所した目的は、身辺自立が目的で入所しましたが、ほぼ身辺自立できていたこともあり目標をなくしてしまい、次の目標もろくに立てられないまま、4年間ただ遊びほうけていました。一応、遊びほうけながらも大阪の職能校(職業能力開発校)や兵庫の伊丹の職能校を受験しましたが、ことごとく落ちました。そして、23才の春に何とか愛知の職能校に合格しました。しかし、1カ月位経った頃から、ふとしたことが原因で人間関係が崩れ、おまけに僕の不注意で大やけどを負ってしまい自主退学せざるえませんでした。退学し、しばらくしてから「障害者合同就職(面接会」に何度も参加したが結果は落ちてばかりで職安の担当からも、「君には、一般就労は無理。もう年も年やし、それに君の作業能力じゃ粘っても意味がないと言うか時間の無駄だと思う」とはっきり言われ、がく然となったというか、目の前が真っ暗になった。かなりヘコんだ。でも、言われっぱなしはイヤだったし、みかえしたかったので、それまでは決してやりたくないと思っていたものに目を向けてみようと自分の中で考えが変化し、ピアカンに参加した。参加する前は、「障害を持つ者同士が集まって傷をなめあって何になんねん」と思っていたが、僕が思っていたことは間違っていたことに気付いた。そのピアカンがきっかけで、様々な人と出会い僕の考え方にも幅ができたように思うし実際、生活もがらりと変わった。  ピアスクールを受講し、もっともっと人間的に成長していきたいです。 「ピアスクールを振り返って」 安井 健市(やすい・けんいち)   今、改めてピアスクールを振り返ってみると本当に色々あったなと感じています。受講を申し込みに行った時も、そんなに体調が良くなかったのですが、初めの方は体調を崩してしまい、全然受講出来ませんでした。休んでしまって受講出来なかった講義が沢山あるのでとてもくやしいです。まっ、過ぎてしまったことをどうこう言っても元に戻りませんが…。そんなことがあったせいなのか、どうなのかはわかりませんが、初めの頃は皆さんとの間に距離を感じていました。終わりに近くなった頃は全然、「心の距離」は感じなくなっていました。  受講した中で一番強烈に心に残っているのは、谷川さんから「在日の人たちや、いわゆる部落出身の方に対しての差別や偏見は、まだまだ残っています」と聴いた時に、ものすごくショックを受けた。僕は正直、部落差別は「過去のもの」と思っていました。でも、実際はそうじゃない。そのことが学べただけでもピアスクールを受講出来て良かったなと感じています。もちろん、その他の講義もすばらしかったですが…。僕(ぼく)の中(なか)では、谷川さんの講義が一番印象に残った。  付け足しみたいになりましたが、「みんなでクッキング」や「クリスマス会」も強く印象に残っています。と言うか、ピアスクールで経験したり、学んだことは、本当に宝物です。本当にピアスクール13期生で良かった。みなさんと出会えて良かった。ありがとう! そして、これからもよろしくです。 写真:安井さんがマイクを持って舞台を背にホワイトボードを見ながら発表している様子 ------------------------------------------------------------------------------------------- ◎事業補助として力を貸してくれた、桃山学院大学の学生さんにも、講座を終えての感想を寄せていただきました。半年間本当にお疲れ様でした&ありがとうございました!!担当:西留(にしとめ)・三井(みつい) 写真:ピア大阪事務局長の西留(にしとめ)と事務局次長の三井(みつい)が二人並んでいる様子   ◎「ピアスクールを終えて」  桃山学院大学 社会学部 社会福祉学科4回生 苅谷 綾乃(かりたに・あやの)  写真:マイクを持って話をしている様子  半年間にわたる、「第13期ピアスクール」の事業補助ボランティアとして、参加させていただきましたが、当初の私にはこれといって目的も無いままの状態でした。しかし、結果として、自分にとって収穫のある内容ばかりで、有意義な半年間となりました。  特に印象に残っているのが、 ・山ちゃん(山浦(やまうら)さん:以下山(やま)ちゃん)の講義 ・三井(みつい)さん、西留(にしとめ)さんの「恋愛・結婚編」の講義 ・修了式での茶話会の場面 の3点です。  山(やま)ちゃんの講義では、「うるせぇ!」と叫んだり、頷いて受容し、褒め合ったりと、普段なら照れくさくてはっきりと表情に出していない部分受講生の皆さんと共有しあい、基本的なのかもしれませんが、表現すること、伝えることの大切さを学びました。  三井(みつい)さん、西留(にしとめ)さんの講義では、障害のない方でも、障害=(イコール)コンプレックスと置き換えて話が進み、最終的には「自分に自信を持つこと」を主張されていました。「自信を持つことは自分を好きになることであり、自分が好きでないと人を好きにもなれない」と、体験談をふまえた講義に受講生の皆さんも時間が経つのを忘れて聞いていたのが非常に印象的でした。  修了式の茶話会では、受講生の皆さんが団欒している姿を見て、半年前の単なる「受講生」から「仲間」になったのだなと実感させられました。最後ということもあり、今まで皆さんが辛かった体験などで話が進み、その中で、私は皆さんの心の中にある強さを知りました。障害のある方に対する不利社会体制や、世の中の動きに対して、もっと疑問を持たないといけないと感じました。  以上のことから、ピアスクールで学んだことを生かして、自分の意見を持ち表現していくことを発展させ、障害のある方が暮らしやすい制度を作っていけるように社会に主張し、行動できるようになりたいと思います。  最後に、至らぬ点も多かったかとは思いますが、ピア大阪の事務所の皆さんを始め、受講生の皆さんにも大変お世話になりました。感謝の言葉しかありません。本当にありがとうございました。   ◎「ピアスクールを終えて」 桃山学院大学 社会学部 社会福祉学科4回生 山本 隆之(やまもと・たかゆき) 写真:マイクを持って話をしている様子  半年間このピアスクールの事業補助として参加させていただいて本当にいい経験になった。ピア大阪職員の三井さんと大学2回生の頃から親交があり、それがきっかけでピアスクールの事業補助として手伝わせていただくことになったのだが、私にとって非常にプラスになることばかりだった。「シリーズ人権」「ピアカウンセリグ」「遊びまくろう!」「みんなでクッキング」「シリーズ自立生活」など、多くのことに学ぶことがあった。「シリーズ人権」では、部落問題、バリアフリー、ジェンダーなど、当事者の実際の声を聞くことができ、考えさせられることも多くあった。「ピアカウンセリング」では、実際に参加させていただき、初めての経験となった。知識としては知っていたが、実際に実行してみたのは初めてだった。大学では学べないようなことだったように思う。「遊びまくろう!」では、車椅子ダンスをやるために、曲選びからはじめ、各班オリジナルで振り付けを決め、披露しあって非常に楽しかった。「みんなでクッキング」では、メニュー決めからすべて受講生が決め、それに沿って料理し、非常においしく食べることができた。「シリーズ自立生活」では、ピア大阪職員の恋愛・結婚事情など、身を削ってまで赤裸々に語っていただいて本当におもしろかった。当事者による人権問題・自立生活についてなど、大学で学ぶことができないようなことばかりが、ピアスクールにはあった。  カリキュラムが進行し、多くのことを学習していくうちに、受講生のみなさんが変わっていくのを実感することができた。修了式を迎えた日には、みなさんの開始当初とは全く違う顔になっていて、本当に堂々としており、驚きを隠せなかった。特に、みなさんが笑顔でいられるようになっていたと思う。私の中でこのことが一番の驚きだった。開始当初はみなさん不安そうな感じで来られていた。自分に自信がない、自分が歩んできた過去など、様々な理由を抱えて来られて、そんな中で知り合いもいなく、うまくやっていけるのだろうか、この先どうなるのだろうという雰囲気が漂っていた。だが、カリキュラムが進むうちに、みなさん打ち解けあってきて、「仲間」という意識が強くなってきた。独りじゃない、「仲間」がいるということが、各個人が大きく成長していったきっかけになり、「ピアスクール」の醍醐味を肌で感じることができた。共にわかり合える「仲間」がいるから強くなれる、「仲間」がいるから共に多くのことに対して積極的に学ぶことができる。なにより、みなさんに大きな「自信」がついたのがきっかけだと感じた。それを見ていた私も、微力ながらサポートできればいいなと思い、できる限りのサポートをしてきたつもりだ。前に出ることなく、1歩、2歩下がったところで、受講生のみなさんが積極的に学べるように縁の下の力持ちという立場で環境作りに努めた。これは、私自身の成長にもつながったと思う。  最後に、受講生のみなさんの力になれたかどうかはわからないが、私もこのピアスクールで学んだことをしっかりと知識・経験として、今後の人生に活かせていけるようにしたい。事業補助だが参加してよかった。半年間本当にありがとうございました。 ------------------------------------------------------------------------------------------- 編集後記  ニュースドリーム18号〜特集:第13期ピアスクール感想文集をお届けします。  ピアスクールはピア大阪の看板事業のひとつで、多くの多くの修了生(1期から13期まで208名)を輩出してきました。その新たな一員として、13期生の皆さんも、これから自立生活にチャレンジされたり、新たな社会活動に参画されること、そして、ピアスクールを通じて巡り逢えた仲間関係を大きく育てていかれることを心から期待しています。  「ピア大阪ニュースドリーム」の点字版・テープ版・デイジー版を作成しています。ご希望の方はご連絡下さい。また、ニュースドリームにはピア大阪のホームページからもアクセスできます。  ピア大阪では、運営委員会総会を4月12日に開催し、新年度のピア大阪の事業計画を決定します。 4月以降のピア大阪にご期待下さい。(Y・N)2008年2月12日 編集人   社会福祉法人 大阪市障害者福祉・スポーツ協会 自立生活支援センター ・ ピア大阪 〒546−0033 大阪市東住吉区南田辺1−9−28 大阪市立早川福祉会館内 電話 06−6622−1180 Fax06−6622−0423 ホームページ http://www5.Ocn.ne.jp/~peerosk/ 定価200円 -------------------------------------------------------------------------------------------